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2025.12.17
2025年流行語「企業風土」とは?組織の空気を変える鍵が【福利厚生】にある理由

2025年の流行語大賞は女性首相の「働いて働いて働いて働いてまいります」でしたが、ノミネートされた語の中に「企業風土」が入っていました。
SNSやニュース記事で頻繁に目にするようになった「企業風土」。
なぜ今、改めて注目されているのでしょうか。
なぜ今、「企業風土」という言葉が注目されたのか
2025年の年始、大手メディア企業で発覚した組織的問題が大きく報道されました。
問題の焦点は個人の行動そのものよりも、「なぜ長年見過ごされてきたのか」「組織として止められなかった理由は何か」という点にありました。
報道や専門家のコメントで繰り返し使われたのが「企業風土」という言葉です。
この出来事をきっかけに、多くの企業が自社の組織のあり方を見つめ直す動きが広がりました。
「企業風土」と「企業文化」
ビジネスの場面でよく耳にする「企業風土」と「企業文化」。
似た意味で使われることも多いこの2つの言葉ですが、実は明確な違いがあります。
企業風土
企業風土とは、職場に長年積み重なってきた「暗黙のルール」「空気感」「行動の傾向」を指します。多くの場合、明文化されていません。
そのため、社員は無意識のうちに影響を受けます。
- 上司に逆らいにくい雰囲気
- ミスを報告しづらい空気
- 忙しさを良しとする考え方
こうしたものが、企業風土の一例です。
企業文化
一方で企業文化は、企業が「こうありたい」と掲げる価値観です。それは経営理念、行動指針、制度や方針として、言語化・可視化されている点が特徴です。
たとえば、
- 挑戦を歓迎する
- 多様性を尊重する
- 社員の健康を大切にする
といったメッセージは、企業文化にあたります。

「企業風土」と「企業文化」のギャップ例
| テーマ | 企業文化(理想・掲げていること) | 企業風土(現実・暗黙のルール) | 状態の分析 |
| 意見の出しやすさ | 行動指針に「自由に意見を言おう」と明記されている | 実際には発言した社員が評価を下げられる空気がある | 文化は整っているが、風土が伴っていない |
| 働きやすさ | ワークライフバランスを重視すると宣言している | 定時退社しようとすると周囲の目が気になる雰囲気がある | 掲げている制度と、現場の実態が合っていない |
| 健康経営 | 健康経営優良法人を取得し、健康を重視している | 忙しさから食事を抜いたり、休憩を取れない職場環境 | 表向きの文化と日常の行動が一致していない |
このように、企業が理想として掲げる「文化」と、現場に根付いている「風土」の間には、しばしば大きなギャップが生まれます。
なぜ「企業風土」は不祥事や離職と結びつきやすいのか
多くの企業不祥事の調査報告書では、「個人の問題ではなく、組織風土の問題」という指摘がなされています。
問題のある企業風土の特徴:
- 声を上げにくい雰囲気
- 問題を共有しにくい空気
- 「前からこうだった」という慣習が残り続ける
- 多数意見に同意しない人が孤立しやすい
これは特定の企業に限った話ではなく、日本企業に広く見られる課題として、複数の調査や白書で指摘されています。
また、離職の理由として「職場の雰囲気」「上司とのコミュニケーション」「働き方の実態」が上位に挙がることも多く、これらはまさに企業風土に関わる要素です。
企業風土を変える現実的なアプローチとしての「福利厚生」
では、企業風土を変えるにはどうすればよいのでしょうか。
「風土を変えよう」と掛け声をかけても、すぐには変わりません。
なぜなら、企業風土は長年の積み重ねで形成された、目に見えないものだからです。
そこで注目されているのが福利厚生です。
福利厚生は「風土」を変える入口になる
「心が変われば行動が変わる」と言われる一方で、「行動が変わるからこそ心が変わる」という側面もあります。「仕組み(行動)を先行して変える」ことは、心に変化をもたらす強力なきっかけになります。
「言葉だけで『風土を変えろ』と命令するのではなく、毎日使う仕組み(福利厚生)を整えることで、自然と社員の動きを変え、それが結果として新しい空気を作っていくことが可能です。
福利厚生で企業風土がどう変わるのか?

例えば、「社員食堂」を導入したケースを考えてみましょう。
これまでは自席で一人、パソコンを眺めながら食事をしていた職場に、温かい食事が提供される食堂ができたとします。すると、以下のような変化が起こり始めます。
「休んでもいいんだ」という安心感
決まった時間に食堂へ行く文化ができることで、きちんと休憩することが暗黙のルールとなり、無理な長時間労働を美徳とする風土が和らぎます。
上下の垣根が低くなる
同じテーブルで食事を囲むことで、会議室では言えなかった「ちょっとした相談」が生まれ、風通しが良くなります。
「大切にされている」という実感
「休憩をとるように」という指示だけでなく、実際に休憩できる仕組みが提供されると、会社が自分の健康を考えてくれているという実感がわき、従業員は会社への信頼(エンゲージメント)を高め、不正を防ぐ心理的な土壌を作ります。
理念を唱えるだけでは風土は変わりません。「実際に食べる」「実際に休む」という日々の行動の積み重ねこそが、新しい風土を作っていくのです。
「企業風土」は、見えないが確実に企業を左右する
2025年、「企業風土」という言葉が注目された背景には、組織のあり方そのものが問われる出来事が続いた現実があります。
企業文化と企業風土は別物で、往々にして、その間には大きなギャップがあります。それは望ましい状態ではありませんが、福利厚生がそのギャップを埋める有効な手段となります。
企業風土を変える次の一手として、福利厚生を見直してみませんか
社員食堂は単なる食事の場ではありません。
毎日顔を合わせ、自然に会話が生まれる場所。
「休憩を取ることが当たり前」という空気をつくり、部署を越えたコミュニケーションを促進します。
忙しさを美徳とする風土から、健康を大切にする風土へ。
その変化は、一つの食事の場から始まります。
社員食堂の導入で、企業風土を変える第一歩を踏み出しませんか?
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