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2024.09.25
【社内売店の役割】社内コミュニケーション促進・災害時の強力な支援拠点
従業員の満足度向上や働き方改革が叫ばれる中、企業は様々な取り組みを行っています。
その一つとして注目されているのが、社内売店の設置です。
社内売店は、単なる福利厚生の一環にとどまらず、企業と従業員、そして地域社会を繋ぐ新たなコミュニケーションの場として、どのような可能性を秘めているのでしょうか?
多岐にわたるメリットについて深掘りしていきます。
①便利な購買環境
社内売店は従業員にとって非常に便利な購買環境。
外部のコンビニや店舗へ行く手間や時間を節約できます。
例えば、急なお客様との会食が入ったけれど、靴下のかかとがすりきれそうで、少し恥ずかしい。
とか、夏の暑い日に外回りから帰ってきて、汗拭きシートでスッキリしたい。
そんな時にも外に買いにでることなく必要な商品を購入できるので大活躍です。
また、雨の日など天候の悪い時に、お昼ご飯を買いに行くのって、とても億劫になってしまいますよね。社内に売店があれば、天候や時間を気にする必要はありません。
このように、仕事の合間や休憩時間に手軽に商品を購入することができ、一時の息抜きやリフレッシュの場としても重要な役割を果たします。
②時間と労力の節約
社内売店には、労働環境に合わせて必要な商品が揃えることができます。
都会のオフィスビルには、一般的なコンビニと変わらない品揃えができますし、郊外の配送拠点でしたら、軍手やレインウェアなどがそろえられると、従業員さんも使いやすいですよね。
また、昼食を買いに行く時間が取れないような時は、朝の出勤時に買い物を済ませることで時間を確保できます。
③社内コミュニケーションの促進
社内売店は、従業員同士が交流する場としても機能します。
商品を選ぶ過程で同僚との会話が生まれたり、共通の興味や好みを共有する機会となったりします。
『同じ釜の飯を食う』ではありませんが、飲食を共にした人たちとは、仕事以外の一面を知ることもできますし、心理的な距離が近くなった気がして、声をかけやすくなり、チームワークや社内コミュニケーションの促進につながります。
④職場環境と従業員満足度の向上
企業が従業員の利便性や要望を考慮して社内売店を提供することで、職場の雰囲気や従業員の満足度を大きく向上させることができます。
全ての会社に社内売店があるわけではありません。
他の会社と比較する機会があると、自分は恵まれた環境で働いているんだと実感することもあるでしょう。
また、以前は喫煙者が『たばこ休憩』と称して、通常の休憩時間とは別に喫煙室に行ったり、喫煙所での会話を通じて仕事が進展したりすることがありました。
しかし、喫煙者は減少傾向にあり、非喫煙者の中には『たばこ休憩は公平ではない』と感じている人もいます。
売店があれば、全ての従業員が平等にリフレッシュできる機会を得られます。
さらに、売店や休憩室で、かつて喫煙所で行われていたような交流が生まれ、それが仕事を促進させることもあるでしょう。
従業員は社内売店の存在を通じて、企業が自分たちの働きやすさを重視していることを実感します。
これは労働意欲や会社への帰属意識を高めることにつながるでしょう。
⑤健康促進の機会
長時間の座りっぱなしでは、体が固まり疲労も溜まりがちです。
売店が社内にあることで、『ちょっと売店行くか』という気持ちで、席を立つことができます。
また、社内売店では、健康食品などの商品が提供されることがあります。
従業員は健康的な食事やスナックを手に入れることができ、健康促進の一環として社内売店を利用することができます。
これにより、従業員の健康管理やウェルビーイングの向上が期待できます。
⑥災害時の強力な支援拠点
日本は自然災害の多い国として知られています。
地震、台風、豪雨などが最近ますます頻繁に起こり、その被害も大きくなっています。
そのため、会社が防災対策をしっかりすることの大切さがあらためて注目されており、災害が起きたときには売店が大切な支援の拠点になるのです。
例えば、災害が起きたとき、売店は従業員や近隣住民に食べ物や飲み物といった、生きるために必要な基本的なものを提供します。
また、防災用品を供給する場所にもなります。
懐中電灯や電池、簡易トイレなど、緊急時に必要なものを保管しておき、必要なときに配ることができます。
さらに、災害時の情報拠点になります。
テレビやラジオ、インターネットが使えなくなったとき、売店に情報を集約し、従業員や近隣住民にアナウンスします。
売店は一時的な避難所になる
加えて、売店は一時的な避難所にもなります。
多くの場合、建物の構造上比較的安全な場所にあるので、一時的に逃げ込む場所として使えます。
災害時の具体的な役割や準備すべき物資については、別記事「コンビニ・売店の保存食や防災グッズで災害に備える」で詳しく解説しています。
⑦企業イメージの向上
企業内コンビニや売店の設置は、企業イメージの向上にも大きく貢献します。
まず、売店を設置することで便利で快適な職場環境を提供することになり、従業員の満足度が高まります。
そして、従業員の満足度が高まることで、先進的な企業としてのイメージを作り出すことができます。
さらに、先に書いたように、売店が災害時の地域の支援拠点となることで、企業の社会的責任(CSR)活動の一環となります。
⑧地域貢献と経済効果
売店は、地域経済にも良い影響を与える可能性があります。
まず、売店で地元の特産品や農産物を販売することで、地域の生産者を直接支援することができます。
地域の生産者の商品を取り扱うことで、安定した販路を確保し、地域の農業や産業の発展を助けます。
次に、地域の中小企業や起業家が開発した商品を積極的に取り扱うことで、地域経済の活性化に貢献します。
これは地域全体の経済的な活力を高めることにつながり、地域ブランドの価値を高める効果も期待できます。
さらに、売店の運営に地元の人材を採用することで、新たな雇用機会を作り出します。
地域の雇用を増やすことは、地域の経済循環を活性化し、地域全体の生活水準の向上にもつながります。
まとめ
この記事では、社内売店のメリットについて詳しく見てきました。
売店は、単なる「物を売る施設」以上の役割を果たすことに気づかれたことでしょう。
従業員の利便性向上から始まり、職場環境の改善、時間と労力の節約、社内コミュニケーションの活性化、職場環境や従業員満足度の向上、健康促進の機会の提供、さらには災害時の支援拠点としての機能まで、幅広い効果をもたらします。
また、売店が地域経済へ貢献することで、企業の枠を超えた社会的な影響力も持ち合わせています。
これらの利点は、地域社会との良好な関係を作り、結果として企業の持続的な成長を支える重要な要素となります。
社内売店の設置は、一見小さな取り組みに見えるかもしれません。
しかし、社内売店の設置が、企業が従業員と、そして地域とつながる「架け橋」としての役割を果たし、企業文化の醸成や従業員の満足度向上に貢献できる可能性を秘めています。
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