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2023.12.20

物流とは何か?知っておきたい役割

物流とは何か?知っておきたい役割

食を通じて、事業をお支えします!エムピーアイのブログです。

エムピーアイをご利用の事業者様の事例として、物流施設があります。
私たちの生活に欠かすことのできない物流とは何かを見ていこうと思います。

私たちの生活を便利にしてくれる物流

物流とは、生産されたモノが運ばれて消費者の手に渡るまでの流れを指します。
トラックや船舶、鉄道や航空などを通して、生産されたモノは運ばれて私たちの元へ届けられます。

流通の役割には、輸送、保管、荷役、梱包、流通加工などが含まれます。
6つの役割についてひとつずつ見ていきましょう。

商品や原材料を生産地から消費地へ移動させる『輸送』

輸送とは、商品や原材料を生産地から消費地へ移動させることを指します。
わたしたちが一番イメージしやすい輸送は「陸上輸送」ですが、特にトラック輸送は最も一般的で柔軟性が高く、ドアツードアのサービスが可能です。

輸送は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを発生させるCO2排出の大きな源です。
よって、CO2を発生させにくい、持続可能な輸送方法へのシフトが求められています。

また、燃料費の変動、輸送手段の選択、ルートの最適化など、そのコストを削減しつつ効率よく荷物を運ぶことも求められています。

他にも、ドライバーの人手不足に加え、令和6年4月1日から自動車運転の業務に時間外労働の上限規制が適用されるようになり、輸送業界は多くの課題を抱えています。

物品を倉庫や物流センター等の適切な環境下で安全に置いておく『保管』

保管とは、物品を倉庫や物流センター等の適切な環境下で安全に置いておくことを指し、入庫して出荷するまで保管場所で管理されます。

保管の主な目的は、生産と消費のタイムラグを調整し、需要と供給のバランスを取り、製品が次の目的地へ安全に輸送されるまでの間、品質を維持するための環境を提供することです。

保管で重要な点は、荷物をスムーズに取り出せ、在庫数を正確に迅速に把握することです。
これに関しては保管管理システムが大変重要となっています。

荷物を運搬手段に積み込んだり、降ろしたりする作業『荷役(にやく)』

荷役とは、荷物を運搬手段に積み込んだり、降ろしたりする作業のことを指します。
加えて倉庫に出し入れをし、さらに棚へ出し入れや仕分け業務も含みます。

倉庫への出し入れは、ピッキングリストと言われる指示書を元に行われ、フォークリフトなどを使って、荷物を移動します。

荷役作業は物流の中核を成す工程で、荷役を効率的に行うことは輸送コストの削減や、全体的な配送時間の短縮に直結しています。

製品が破損しないように荷物を保護する『梱包』

梱包とは、製品が破損しないように荷物を保護し、安全に運ぶことができるようにすることです。
荷造りとも呼ばれる工程です。

梱包には、製品の保護、運搬と保管の効率化、製品情報の提供、販売促進など多くの目的があります。
製品に最適な梱包をするより、運搬コストを下げることができます。

梱包の種類

梱包には3つの種類があります。

一次梱包
製品が直接触れる梱包で、店頭で消費者が手に取るときに施されている梱包です。
商品の美観と保護を兼ね備えており、さらに製品のブランドイメージを高めます。
店頭での目立ちやすさを確保し販売促進にも直結するため、マーケティング戦略の一環として非常に重要視されています。

二次梱包
一次梱包された複数の製品をまとめるために使用され、小売店や倉庫での取り扱いを容易にします。
主に段ボール箱が利用されます。

三次梱包
大量の製品を一括して運搬する際に使用される梱包で、通常はパレット化されて輸送されます。
パレッドに積み上げた商品の荷崩れ防止や輸送時の荷物の破損、防水、防塵、汚れ防止などの目的でストレッチフィルムで梱包されることもあります。

最近はSDGsの観点から、環境に配慮された持続可能な梱包への関心が高まっています。

再生可能資源から作られた梱包材の使用、リサイクル可能または分解可能な材料の選択、過剰梱包の削減が推進されています。

流通加工

流通加工とは、商品が生産された後、消費者に届けられるまでの間に行われる加工のことを指し、複数の商品を組み合わせたり、封入や値札付けなどの作業を行います。

流通加工の主な目的は、商品の市場価値を高め、消費者の利便性を向上させ、商品の魅力を増すことです。

そうすることで、より多くの顧客に購入してもらうことも目指します。

さらに、流通加工が、商品の容積を減少させて輸送効率を高め経費を削減するために行われることがあります。

また、流通加工により商品は適切な時期に適切な状態で市場に出されるため、売れ残りのリスクを減少させ、全体的な物流の効率を向上させることができます。

本来、ラッピングなどは各店舗での作業ですが、出荷数や商品数が多い場合は、物流の中で行うことも増えました。

ECサイトなどで、インターネットを中心に販売している大手の企業は流通加工を用いており、自社で保管工場を持たずして、保管倉庫で流通加工までを行い商品を発送します。

情報管理

情報管理とは、物流の流れ全般における、モノにまつわる情報の管理で、製品の生産から消費者への配送に至るまでの、各段階における情報の収集、保管、処理、共有のことを指します。

ここまで見てきたように、モノは多くの工程を流れます。
ですので、モノの所在や数、保存期限などを把握しておく必要があります。

このプロセスには、在庫管理、発注管理、配送追跡、顧客情報の管理などが含まれ、ITシステムを用いて管理をする仕組みが進んでいます。

ITシステムというと難しいように聞こえますが、実際にはすでにわたしたちの生活に深く入り込んでいます。

ファストファッションのレジで、かごに商品を入れたまま一瞬で会計が済んでしまうシステムがありますが、あのシステムにもICタグが使用されています。

そのICタグが情報管理のためのITシステムの1つです。

このICタグにより、物流センター内をほぼ無人化を実現する事例などが生まれ始めています。

これにより人手不足の解消と、ヒューマンエラー対策、そして価格を低下させることにも役立っています。

物流は日夜、世界中を駆け巡る

物流は単に「物を運ぶこと」以上の意味を持ちます

それはビジネスの効率を高め、経済全体の動脈として機能する重要なプロセスであり、私たちが快適な暮らしをするために欠かすことのできない存在です。

そして今後、技術の進化とともに、物流の役割と効率もさらに進化していくことでしょう。

物流に対する理解を深めることは、あらゆる業界のプロフェッショナルにとって価値ある視点となるはずです。

モノは、24時間365日、世界を駆け巡ります。
その流れを止めることないよう、日々物流の仕事に従事している皆さんがいらっしゃいます。

エムピーアイでは、物流のお仕事を始め、24時間稼働している施設内の食堂や売店、自動販売機の設置のご相談を承っております。

日夜、私たちの生活を支えてくださる方たちを、さらに「食」でお支えすることがエムピーアイにできることです。

常に動き続ける激動の社会ですが、そのような中だからこそ、社員の皆様が心身ともに健やかでいられる労働環境を実現していただきたいと思います。

ご検討の際は、ぜひエムピーアイにご相談くださいませ!

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