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2023.10.10
無人販売の起源とこれから
社員食堂や売店の設置や運営を通して事業をお支えするエムピーアイです。
前回は、無人売店の記事について書きましたが、今回はさらに深掘りして無人販売についての起源に迫りたいと思います。
最近は、無人店舗や無人餃子販売などをよく見かけるようになりました。
そもそも、無人で商品を販売するという文化はいつ始まったのでしょうか?
無人販売の起源
はっきりした記録ではないですが、1941年頃に高知県で良心市という名前で無人販売が始まったと言われています。
高知県と言えば、日曜市で有名ですよね。
こちらはなんと300年もの歴史があるそうです。
もちろん無人販売ではないですが、道端で気軽にモノを売るという土着文化があったことは間違いなさそうですよね。
高知市日曜市 https://www.city.kochi.kochi.jp/site/kanko/nichiyouichi.html
また、四国にはお遍路文化があり、遍路道沿いに無人販売所が多く見られたそうです。
無人販売は日本だけのもの?
無人販売は「信頼で成り立つ」もの。
比較的に治安の良い日本独自の文化なのでしょうか?
そんなことはなく、ヨーロッパやアメリカでも無人販売は存在します。
スイスなどではチーズやお菓子も販売しているというから驚きです。
しかし、モラルや価値観などによっては、こういった無人販売は考えられないという海外の方もやはりいらっしゃいます。
無人販売が成り立つには、民度が高い国ではないと難しいかもしれません。
農家さんを中心に全国へ広まる
無人販売は国内外の農家さんを中心に、人がいなくても自由に商品を販売できるというメリットから全国的に広まりました。
しかし、都市部においてはその光景はほとんど見かけられません。
田舎ならではの平和な販売方法と言っていいようです。
ロッカーや鍵付きなどの無人販売
そんな中、鍵付きのロッカーや自動販売機形式のものが現れ始めます。
これらはもちろん、窃盗対策ではありますが、ファンがあり、冷蔵機能があることで商品の品質を保つことが可能となりました。
また、動物からの危害も加えられずに済みます。
中国の無人コンビニ「ビンゴボックス」
2016年には、中国で生まれた無人コンビニ「ビンゴマックス」が一躍有名になりました。
当初は人件費の削減が目的だったそうですが、アプリで簡単に自動決済される手軽さが大変うけ、同時に電子決済が進んだこともあり、半年で300店舗も展開するという驚異的な進出をします。
コロナで爆発的に増えた無人販売
日本で、無人販売は後押しすることとなったのは、やはり新型コロナウイルス感染症です。
非接触での販売が大きな利点となりました。
また、自粛で外食も制限される中で、自宅で手軽に美味しく外食気分を味わえることも後押ししました。
無人販売の商品も餃子やラーメン、肉、刺身まで多様です。
中には自治体が主導となって進める無人販売も現れ、食品ロス削減に取り組む事例も生まれています。
食品だけではなく、中には家電や古着、本・・・など、今後もまだ展開がありそうです。
無人売店で人を支える
先述した通り、電子決済の普及と新型コロナウイルス感染症の影響を受け、無人売店は今やスタンダードな販売方法の一つとなりました。
人件費削減や非接触などを推奨するあまり、AIが人の仕事を奪うとも言われています。
しかし、人間にしかできない仕事が存在するのがこの社会です。
そんなマンパワーを食で支えるべく、エムピーアイがお手伝いします!
無人販売のご相談や不安なことなど、ぜひご相談ください。
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