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2024.08.02

社員満足度向上に繋がる!オリンピック食堂から見える福利厚生のヒント

社員満足度向上に繋がる!オリンピック食堂から見える福利厚生のヒント

世界中から集まる一流選手たちにとって、食事はとても大切です。
単に体力をつけるだけでなく、いろんな国の文化を知ったり、モチベーションを保ったりするのにも役立ちます。

特に、多様なニーズを持つ大勢の人々に、短時間で質の高い食事を提供するという点において、企業の社員食堂運営と共通点が多いと言えるでしょう。

今回は、オリンピック選手村の食事事情についてご紹介します。
企業の福利厚生における食事提供の重要性と、より良い食事サービスを実現するためのヒントとなりましたら幸いです。

過去のオリンピックの食事

オリンピック選手村の食事は、選手たちのパフォーマンスを支える大切なものです。
同時に、開催国の文化を体験できる機会としても注目されてきました。

これまでのオリンピックで話題になった食事メニューを紹介しましょう。

2020年東京オリンピック(2021年に開催)

コロナの影響で、食事の出し方が大きく変わりました。

ビュッフェ形式をやめて、個別に包装された食事が中心になりました。

しかし、日本の食文化を紹介するという点では、寿司や天ぷら、うどんなどの和食メニューが充実し、多くの選手たちに好評でした。

特に、選手村内に設置された「お好み焼き」のコーナーは人気を集めました。

東京オリンピックの選手村では、日本食が大きな話題になりました。
24時間開いている大きな食堂では、1日に4万8000食が出され、外国の選手たちにとても好評でした。

選手たちのコメントです。

7人制ラグビー女子米国代表のイロナ・マーハ選手

「今まで人生で食べた中で一番の餃子がここにある」と感想を述べ、毎食餃子を食べていると報告しました。

バレーボール男子米国代表のエリック・ショージ選手

「So Good(なんておいしいんだ)」というコメントとともに、箸を器用に使って寿司を食べる様子をSNSで公開しました。

2016年リオデジャネイロオリンピック

ブラジルの有名な料理、フェイジョアーダ(豆と肉の煮込み料理)やシュラスコ(ブラジル風焼き肉)などが出され、南米の食文化を世界に広めました。

また、選手たちのいろんな要望に応えるため、24時間営業のフードコートがあったのも特徴的でした。

2012年ロンドンオリンピック

イギリスの伝統料理であるフィッシュ&チップスやローストビーフなどが出される一方で、健康に良いオーガニック食材を使ったメニューもたくさん用意されました。

また、持続可能性にも配慮し、地元産の食材を積極的に使用したことも話題となりました。

2024年パリオリンピック

パリ五輪では、「美食の国」フランスらしく、栄養面でも配慮しながら、おいしい料理が出される予定です。

2024年パリオリンピックの料理の特徴

  • 大食堂(3,500人が同時に食事できる)
  • 1日に4万食を用意
  • 約40種類の主菜(3分の1は野菜中心のメニュー)
  • 120種類の日替わりメニュー
  • 全部で500種類のレシピ
  • 食材は250km以内で集める
  • 200人のシェフに加え、有名なミシュラン星付きシェフ3人も参加

期待はずれの声も

実際に始まってみると、「美食の国なのに期待はずれだった」という声も聞こえています。

卵や鶏肉が足りなかったり、込み合う時間には肉が生のまま出されたりする問題が起きています。
そのため、自分の国からシェフを呼ぶことにしたと語る選手団もあります。

なぜこんなことが起きたのでしょうか。
それは、パリ五輪を環境に優しい大会にしようという目標があるからです。

食事から寝る場所まで、二酸化炭素を減らすための工夫がされています。
そのため、食事も植物中心のメニューになっています。

結果、前のオリンピックより肉や魚が少なくなり、選手たちの期待と違うものになってしまったのです。

環境を守ることは大切ですが、トップ選手たちの栄養面での必要とのバランスを取るのが難しいことがわかりました。

まとめ

オリンピック選手村の食事は、時代とともに変化し続けています。
栄養面での配慮はもちろん、開催国の文化紹介、多様性への対応、そして環境への配慮など、さまざまな要素を考慮しながら改善され変化してきました。

オリンピックの、地元の食材を活用したメニュー作り、多様な食事制限への対応、環境に配慮した食材調達などは、企業の食堂でも取り入れられるヒントになるかもしれません。

おいしく、健康的で、そして地球にも優しい食事。それはオリンピアンたちだけでなく、私たち一人一人にとっても大切な目標と言えるでしょう。

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