NEWS & TOPICS

2024.11.11

社員食堂を受託にするか自社運営にするかーそれぞれのメリットデメリット

社員食堂を受託にするか自社運営にするかーそれぞれのメリットデメリット

オフィスの価値を高める空間づくりを、社員食堂や売店、コンビニエンスストアのご提供でお手伝いしているエムピーアイです。

社員食堂をどう運営するかは、従業員の働く意欲を高め、会社の雰囲気づくりに大きく関わります。
専門事業者に任せるか、自分たちで運営するか、多くの企業が選択に迷われているのではないでしょうか。

本記事では、社員食堂の運営方式として「外部委託」と「自社運営」のメリット・デメリットを比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。

外部委託

社員食堂を外部委託するとは、専門業者に食事提供や運営を任せることです。
これにより、企業は人手やスキルを必要とせず、効率的に食堂を運営できます。

外部委託のメリットは?

専門業者に社員食堂を委託するメリットは、おおまかにいうとその専門性と蓄積されているノウハウの高さによります。

  • 専門性の活用

専門業者の持つ専門性と経験が活かされた運営で、メニューの多様性、食材の鮮度、衛生管理などの品質が向上します。
また、専門的知識が必要な栄養バランスの取れた食事の提供や、アレルギー対応といった課題にも対応できます。

  • コスト削減

外部委託をすることで、労働力や設備の管理にかかるコストを抑えることが期待できます。
例えば食材の仕入れに関しては、専門の委託業者は複数の企業の社員食堂を運営していることが多いため、食材の大量仕入れが可能になり、食材コストの削減につながります。
人件費に関しても、需要の変動に応じて、委託業者が人員の調整を行うため、繁忙期には増員し、閑散期には人員を減らすなどの対応が可能になります。

  • 業務効率の向上

食堂運営に関わる様々な業務(メニュー作成、仕入れ、調理、清掃など)を外部に任せるなら、社内リソースを本来の業務に集中させることができます。

  • 柔軟性

複数社の中から最適な業者を選べ、多様なサービスや料理の提供が期待できます。
また、契約更新時に業者を変更することで、サービスの質を維持・向上させやすくなります。

  • リスク管理

専門業者のノウハウにより、より安全な食事提供が期待でき、食中毒などの衛生管理リスクを減らすことができます。

外部委託のデメリット

外部委託にした場合、委託先の管理者を自社に設置する必要があり、意思伝達に円滑性と即時性が欠けることが考えられます。

  • 自社の要望反映の難しさ

直接的な運営でないため、細かい要望を反映しにくい場合があります。
特に、企業独自の文化や従業員の好みを反映させるのに時間がかかる可能性があります。

  • 設備投資の特徴

外部委託の場合、委託業者の要求に合わせた設備投資が必要になることがあります。
これにより、自社の意図とは異なる設備投資が求められる可能性があります

  • コスト配分の違い

自社運営の場合、設備投資を自社の資産として長期的に償却できますが、外部委託の場合、契約期間内でのコスト回収を考慮する必要があり、短期的にはコスト負担が大きくなる可能性があります。

  • 契約管理の負担

委託先との契約管理や定期的な評価が必要となり、新たな管理業務が発生します。

  • 責任の所在

外部委託の場合、設備の所有権と使用権の分離により、メンテナンスや更新の責任の所在が不明確になる可能性があります。

自社運営

社員食堂をすべて自社運営とした場合、臨機応変に融通の利く運営ができます。
メリットデメリットを挙げてみます。

メリット

  • メニューの自由度

社員の健康や好みに合わせたメニュー提供が可能です。
企業の方針や従業員の要望に即座に対応できるため、より柔軟な運営が可能です。

  • 直接的なフィードバック

従業員の声を直接聞き、迅速に改善策を実施できサービス改善を臨機応変に行えます。

  • ブランディング効果

自社製品や地元特産品を活用し、企業の特性や地域性を反映できます。
これにより、企業文化の醸成や従業員の帰属意識の向上にも寄与します。

  • コスト管理の柔軟性

運営コストを直接管理できるため、予算に応じた柔軟な運営が可能です。

デメリット

  • 運営負担とコスト

専門的な知識をベースとした食材調達などの管理業務に、多くの時間と労力を割く必要があります。

  • 人材確保の困難さ

メニュー作成、衛生管理、栄養バランスなどの専門知識を持つ人材の採用と確保が必要です。
専門スタッフの採用や育成に時間とコストがかかります。

  • 固定費用の増加

設備や人件費などの固定費が大きくなります。
特に、調理設備の維持管理や定期的な更新にかかる費用が継続的に発生します。

  • リスク管理の負担

食中毒などの衛生管理リスクを全て自社で負うことになります。
適切な衛生管理体制の構築と維持が不可欠です。

  • メニュー開発の負担

常に新しいメニューを考案し、提供し続ける必要があります。
これには栄養に関する専門知識と相当の労力と創造性が求められます。

企業の規模、予算、従業員のニーズなどを総合的に考慮して、外部委託にするのか自社運営にするのか、最適な運営方式を選択することが重要です。

どちらにするか決め手となるのは-まとめ

社員食堂の運営は、企業の規模や業種、従業員のニーズによって最適な方法が異なります。
本記事では、自社運営と外部委託のメリット・デメリットについて詳しく解説しました。

社員食堂を自社運営・外部委託どちらにするのかの決め手の要因となるのは

  • 企業規模と予算
  • スタッフの専門知識の有無
  • 独自性を出すか出さないか
  • 運営の柔軟性とリスク管理
  • 従業員と企業が社員食堂に何を求めるか

が挙げられます。
この記事が社員食堂の運営方法を決定する一助となりましたら、幸いです。

「自社の状況に合った運営方法はどれだろう?」
「導入コストはどれくらいかかるの?」
「従業員の満足度を最大化するにはどうすれば?」

そんな疑問をお持ちの企業様は、ぜひ一度エムピーアイにご相談ください。

ご相談お問い合わせはこちらから

施設内に売店や社員食堂設置を
ご検討中の方へ
まずはお気軽にご相談ください

ご相談・お問合せはこちら

Page
Top