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2024.11.04
自販機がビジネスツールに?レトロ販売機から最先端まで
全国の企業様に社員食堂の設置・運営を行っております、エムピーアイです。
弊社では社内に設置する自動販売機も取り扱っております。
最近よく話題となる自動販売機。
最新の自動販売機には、防犯カメラが付いたものや、災害時に停電しても手動で商品が取り出せるようなもの、CO2を吸収しその吸収材がコンクリートとして再利用できるものなどがあり、様々な最先端技術が利用されています。
しかし、一方で、レトロな雰囲気を楽しめる自動販売機も人気があり、最新の技術と昔ながらのものが共存する面白い状況となっています。
懐かしの昭和レトロ自販機
世代を超えた魅力
古臭い、誰が買うのだろう、と考えられていたレトロ自販機ですが、世代によって異なる形で受け止められています。
50代以上の世代には懐かしい思い出として、30代には新鮮に映り、幅広い年代から再度評価されています。
レトロ自販機としてよく取り上げられるのは、うどん・そば、ハンバーガー・トーストです。
どれも自販機にセットされるまでは人手で仕込みが行われています。
うどん・そば自販機
昭和時代から愛され続けている名物自販機です。
ボタンを押すと、麺類と具がセットされたどんぶりに、湯を一度いれてから湯切りしたあと、つゆを入れるという工程で出てくる仕組みが特徴的です。
駅前や国道沿いなどで見かけることができ、懐かしい味わいを楽しめます。
トースト・ハンバーガー自販機
昭和の雰囲気漂うレトロなデザインが魅力的な自販機です。
ボタンを押すと、温かいハンバーガーや焼きたてのトーストがアツアツで出てくる仕組みです。
昭和の技術力を感じさせます。
これ以外にも、ラーメン、カレー、おでん等の販売機がありました。
主要な昭和レトロ自販機スポット
ドライブイン七輿(群馬県藤岡市)
- 所在地
群馬県藤岡市上落合853 - 特徴
昭和50年に創業したドライブインで、レトロ自販機の「御三家」(うどん・そば、ハンバーガー、トーストサンド)が揃っています。24時間営業で、ゲームコーナーも併設されています。
中古タイヤ市場相模原店(神奈川県相模原市)
- 所在地
神奈川県相模原市南区下溝 - 特徴
112台のレトロ自販機が設置されており、温かいそばやうどん、ハンバーガーなどが販売されています。訪日外国人観光客にも人気のスポットです。
自販機コーナー オアシス(島根県益田市)
- 所在地
島根県益田市安富町2597-1 - 特徴
国道9号線沿いに位置し、うどんやラーメンを調理販売する自販機が設置されています。地元の方やツーリング途中の観光客が訪れる人気スポットです。
自販機のお店 風花(島根県美都町)
- 所在地
島根県益田市内から美都温泉方面へ国道191号線を進む - 特徴
麺類の自販機やパン、お菓子なども取り扱っており、駐車場も広く入りやすいです。
コロナ禍を経て発展した自販機
対面での飲食販売が難しくなったのは、2020年にパンデミックによる緊急事態宣言が出されてから。
その危機的状況が、自販機を新たに進化させたことは、記憶に新しいところです。
2022年には前年比6.7%増の77,700台が新規設置され、非接触型の販売手段として注目を集めています。
自動販売機は24時間いつでも利用できる利便性などから、現代人の多忙なライフスタイルで新たに発生する必要性にも次々と柔軟に対応しています。
多様化する食品自販機の世界
現代の食品自販機は、提供できる商品の幅を大きく広げています。
中でも「ど冷えもん」と呼ばれる冷凍食品専用機の登場は自販機で提供できる食品の種類の幅を広げました。
さらに冷凍食品技術の進化との組み合わせにより、餃子に始まり、いくらやキャビアといった高級食材、もつ煮込みや牛タン、もんじゃ焼き、生肉など今まで考えられなかったような食品が自販機で販売されるようになっています。
維持管理の課題
レトロ自販機の維持には多くの課題があります。
週に1台程度の故障発生率、2〜3日を要する修理期間、部品の入手困難など、その管理には多大な労力が必要です。
すでにメーカーは無く、販売機所有者自身がメンテナンスを行わなければならない機種もあるというのが現実です。
新しいマーケティング手法としての自販機
一方で、現代の自販機はAI技術やIoT技術を活用し、在庫管理や価格設定の自動化を実現し、効率的な運営を可能にしています。
そのため、直接データを収集することができ、リアルタイムでデータを分析し、商品の売れ行きや自販機ごとの販売状況を把握できます。
自販機は交通量の多い場所に設置されることが多く、企業や商品のブランディング広告としての役割も果たします。
また、LINEなどのアプリと連携し、ポイント付与やマイレージキャンペーンなどを実施できます。
自販機は今や、単なる販売ツールを超えた新しいマーケティング手法としても注目されています。
おわりに:これからの自販機は…?
昭和のレトロ自販機から最新のスマート自販機まで、時代とともに進化を続ける自動販売機。
懐かしさを残しながら先端技術で進化し、これからもわたしたちの身近なところで進化し続けるでしょう。
温かいうどんや焼きたてのトーストを提供するレトロ自販機は、昭和の温もりと技術を今に伝える存在として。
最新のAI搭載自販機は、現代のニーズに応える便利なツールとして。
幅広い年代に魅力を発揮し続ける自販機文化の、これからの発展に注目です。
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